この記事では、アスペルガー症候群の有名人7選を紹介します。
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム:ASD)と公表した有名人のみをまとめましたので、チェックしてみてくださいね。
米津玄師
アーティストの米津玄師さんは、20歳を過ぎた頃にアスペルガー症候群(高機能自閉症)と診断を受けたことを「JAPAN11月号米津玄師の2万字インタビュー」で告白しています。
《僕はずっと普通の人になりたかったんですよ、子どもの頃から。普通ではないっていう感覚によって苦しい思いをしてきた自覚もあって》
livedoor’NEWSより引用
米津玄師さんは元々コミュニケーションを困難に感じていたようで、二次障害としてうつ病を患っていたことも明かしています。
米津玄師さんは独特な音楽の世界観とカリスマ性で、世間から“天才”と呼ばれていますが、アスペルガー症候群で苦しんでいた過去があったことに驚きです。
山口尚秀
パラリンピック選手の山口尚秀さんは、3歳の頃に知的障害を伴う自閉症(ASD)と診断されたことを公表しています。
山口尚秀さんは、東京2020年パラリンピックの男子水泳100mS14で金メダルを獲得するなどの実力の持ち主ですが、幼いころからこだわりが強く、コミュニケーションの難しさも感じていたそうです。
山口尚秀さんが幼いころから、ご両親は「良いところを伸ばす」といった教育方針でサポートを続けていたようです。
沖田×華
漫画家の沖田×華(おきたばっか)さんは中学生の頃にアスペルガー症候群と診断。小学4年生の頃に学習障害・ADHDと診断を受けたことも公表しています。当時は、この結果を受け入れられずにいた沖田×華さんですが、大人になり自覚しはじめてから自身の著書やインタビューなどで公言するようになりました。
沖田×華さんは「毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」、「ガキのためいき」、「ニトロちゃん:みんなと違う、発達障害の私」など、ご自身の発達障害を題材にした漫画を多く出版しています。
「漫画は笑えるものじゃなきゃだめ」という先入観がありました。だから「ニトロちゃん」のようなテイストの漫画は成立しないのではないか?と半信半疑で、描き殴りながら描いていましたね(笑)。自分でも思い出すのがつらいエピソードもあったから、泣きながら描いた部分もありますよ。
Media116より引用
でも、発達障がいの子を持つ親とか健常者の方たちからの反応が良くて、私の漫画が発達障がいについて知るきっかけになることに初めて気が付きました 。
Media116より引用
沖田×華さんはご自身の経験をもとに発達障害の漫画を描き、アスペルガー症候群に対する知識や理解を広めているようです。
栗山類
モデルの栗原類さんは、8歳の時に「自閉スペクトラム症(ASD)」と診断されたことを公表しています。栗原類さんは、当時から感覚過敏や強いこだわり、人の感情の読み取ることに困難を感じていたようです。
栗原類さんは、2017年12月にご自身の新著「発達障害の僕が羽ばたけた理由」を出版しています。
栗原類さんは現在もご自身の発達障害と向き合いながら舞台演劇を中心に活躍されています。
市川拓司
「いま、会いにゆきます」や「そのときは彼によろしく」の著者である作家の市川拓司さんは40代でアスペルガー症候群とADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受けたことを公表しています。
発達障害かも?と気づいたのは、今から24年前に出たドナ・ウイリアムズの『自閉症だったわたしへ』(新潮社)を読んだのがきっかけです。幻覚や身体の代謝の問題など色々な記述にうなずけるところがあって、目の前がさーっと開けたような感覚がありました。そのあと、数年経って仕事関係の知人の紹介でメンタルクリニックを受診して「典型的なアスペルガ―の症状を示している」と言われたんです。
LITALICO発達ナビより引用
市川拓司さんは子どもの頃から落ち着きがなく記憶をするのが苦手でしたが、当時から文章力に優れており、国語の授業では原稿用紙20枚のストーリーを書いて先生を驚かせていたそうです。
スーザン・ボイル
歌手のスーザン・ボイルさんは2013年に英紙「オブサーバー(The Observer)」のインタビューでアスペルガー症候群と診断を受けたことを告白しました。
子どものころに「脳に損傷がある」という間違った診断をされていたという。「ずっと不当なレッテルだと思っていました。今は、自分の問題がはっきりと分かって、ホッとしています。以前より、自分自身を楽観視できるようになりました」。
AFPBB Newsより引用
スーザン・ボイルさんは、アスペルガー症候群と診断を受けても「生活が変わることはない」としていて、アスペルガー症候群と「共に生き、向き合っていかなければならないもの」と語られています。
イーロン・マスク
電気自動車企業「テスラ」の共同創立者であるイーロン・マスクさんはアメリカのコメディ番組でアスペルガー症候群(ASD)であることを公表しました。
「もしくは少なくとも(アスペルガー症候群だと)認めたのは初めてだ」としたマスク氏はオープニングトークで、批判を呼んだこれまでの自身の行為に言及。「私は変なことを言ったり投稿したりすることを自覚しているが、それは私の脳がそのように働くというだけだ」と説明した
AFPBB Newsより引用
「私が気分を害した人に対しては、こう言いたい。私は電気自動車を再発明し、宇宙船で火星に人を送ろうとしている」とし、「私が冷静で普通の男でもあると思ったか?」と問い掛けた。
AFPBB Newsより引用
アスペルガー症候群の特性である、人より強いこだわりと感性をもったイーロン・マスクさんだからこそ、事業の成功を収めることができたのでしょう。